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妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(3)~こんにゃく閻魔・塩地蔵・澤蔵司稲荷

【前々回の記事】

妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(1)~しばられ地蔵・滝沢馬琴の墓・蛙坂・切支丹屋敷跡

【前回の記事】

妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(2)~甘酒婆・牛天神・黒闇天女


妖怪さんぽ一行が訪れた源覚寺には、一風変わった閻魔様がいらっしゃる。


源覚寺・こんにゃく閻魔


閻魔堂の写真の左端を見てもらいたい。


源覚寺・こんにゃく閻魔


何と!?こんにゃくが積んであるのだ!!


閻魔堂内には、「こんにゃく閻魔」と呼ばれる閻魔大王像が安置されているのだ。


源覚寺・こんにゃく閻魔


この閻魔像をよく御覧になってほしい。右目が黄色く濁っているのがお分かりいただけるはずだ。これには、次のような伝承が残っている。


「宝暦年代のころ(1751年~1764年)、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願を行ったところ、夢の中に大王が現れ『願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、ひとつを貴方に差し上げよう』と言われたそうです。満願の日に、老婆の目は治りました。以来、大王の右目は盲目となりました。老婆は感謝のしるしとして好物の『こんにゃく』を断ち、それを供えつづけたということです。」(引用元・源覚寺の公式HP


以来、「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになった閻魔像は、眼病を患った人々に信仰されるようになった。現在でも、お供え物のこんにゃくが山積みされていて、眼病治癒を願う絵馬が沢山かかっている。きっとご利益があるのだろう。


源覚寺には、こんにゃく閻魔以外にも魅力的な方がいらっしゃる。


源覚寺・塩地蔵尊


この真っ白い方々は塩地蔵尊――塩をぶっかけられ過ぎて雪だるまのようになっている。本日お会いしたドM地蔵のお二人目だ(笑)


源覚寺の駐車場には、お猫様が二匹――


源覚寺・2匹のお猫様


皆で足を止めて、猫の動きを観察した。


猫はカワイイ!ニャンコ最高!!


上の写真の三毛猫ちゃん、去年もここにいたなぁ……長生きして、来年も顔を見せてほしいものだ(去年の三毛猫ちゃんはこちらの記事を参照→「妖怪さんぽin文京区!参加報告レポート(3)~慈眼院(沢蔵司稲荷)から源覚寺(こんにゃく閻魔) 」)


妖怪さんぽ文京区編もいよいよクライマックス!最後の妖怪スポットは慈眼院だ。


慈眼院・澤蔵司稲荷


慈眼院は「澤蔵司稲荷」としても有名だ。


17世紀、澤蔵司という僧がこの地で浄土教を学んだ。彼はとても優秀で僅か3年余りで奥義を修得した。しかし、彼は、実は人間ではなく稲荷大明神だったのだ。正体がばれるきっかけが蕎麦のタダ食いだったという説もあり、なかなか面白い伝承だ(笑)


この慈眼院は、僕が大好きなスポットだ。というのも、境内には様々なものが無秩序に置かれ、カオスな空間となっているからだ。


慈眼院・澤蔵司稲荷


慈眼院・澤蔵司稲荷


狐像や鳥居、仏像、インドの神様のような石造、何だかよく分からないオブジェ等、手当たり次第に陳列した感がある。が、それらに賽銭箱が備え付けられていることもあり、決してぞんざいに扱われているわけではないようだ。


僕「ここに妖怪マメズの石像を置いたらどうですか?」

打田さん「赤鬼の像とかいいかもね」

剣太狼さん「賽銭箱も置いて、定期的に回収しよう(笑)」


慈眼院・澤蔵司稲荷


鳥居がずらっと並ぶ。階段を下る妖怪さんぽ一行は、蚊に刺されながら、奥へと進んで行った。


慈眼院・澤蔵司稲荷


薄暗い場所に狐達が沢山鎮座している。首の無い狐像もあり、一人で訪れるのはちょっと怖いかもしれない。


境内をぐるっと回って戻ってきたら、キャーノさんが面白いものを発見!


「えなりかずきみたいなのがありますね」


慈眼院・澤蔵司稲荷


確かに、えなりかずきのような石像がニョキッと生えている。それだけでなく、ここには、体の一部が欠けたお狐様や、頭だけ出して埋まっている仏様等もいらっしゃり、混沌が極まっている。この光景は、何度見ても趣深い。


慈眼院は、創作への意欲を刺激する場所ではないだろうか?クリエイターさんには、是非一度足を運んでもらいたい妖怪スポットである。


慈眼院前の善光寺坂には、巨大なムクノキが立っている。これには澤蔵司が宿っているとされる。文京区指定天然記念物だ。


慈眼院・澤蔵司稲荷・善光寺坂のムクノキ


妖怪さんぽ一行は、澤蔵司が好んで蕎麦を食べに来たというお蕎麦屋さんへ向かった。


稲荷蕎麦 萬盛


稲荷蕎麦 萬盛


残念なことに、時間が遅過ぎてお店は片づけをしてしまっていた。萬盛さんのお蕎麦を食べられなくてガッカリ。また来るということで……


全ての妖怪スポットを巡り終えた一行は、再び「こんにゃくえんま前」交差点まで戻り、古本屋やパン屋を覗いた。その後、最後まで残った男4人――打田さん、さんた師匠、キャーノさん、僕――は、新宿の街へと消えて行った。おしまい。(了)

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[ 2014年07月07日 13:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(2)

妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(2)~甘酒婆・牛天神・黒闇天女

【前回の記事】

妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(1)~しばられ地蔵・滝沢馬琴の墓・蛙坂・切支丹屋敷跡


妖怪さんぽ一行は坂道を下って日輪寺へ辿り着いた。このお寺には、奇妙なお婆さんがいらっしゃる。


日輪寺・甘酒婆


日輪寺・甘酒婆


こちらのお婆さんは「甘酒婆地蔵尊」だ。自ら咳に苦しんでいた老婆が、「死後、咳の神となって同じ病気で苦しむ者を救いたい」と願って亡くなった。彼女は、生前の願い通り甘酒婆となり、庶民の信仰を集めたそうだ。

甘酒婆は、人間が神になった事例として非常に興味深い。人間が自然をある程度コントロールできるようになってくると、信仰の対象が自然や動物から人間へと移行する。そうした現象の中でも、甘酒婆は、名も無き一般庶民が神になったという点で珍しい。


「自分より上位の存在を意識するのは大切なことです」


そう語るぬらりひょん打田さん。自分より上位の存在――神や妖怪、イエス・キリスト、天皇、憧れのミュージシャン等々――を意識することで、人はその存在に畏敬の念を抱いてモラルを構築する。しかし、近年の日本では、そうした意識の欠落から問題が噴出している。打田さんの危機感はここにあるのだ。

僕自身も、大学時代の研究テーマ(政治思想史)として、打田さんのおっしゃったことと同様のことを常に考えていた。甘酒婆の前で、懐かしいテーマを再び思い出すことになるとは思わなかった(笑)


その後、しばらく歩いて北野神社へ。


北野神社


境内に牛型のみくじ掛があることからも分かる通り、北野神社の御祭神は、牛と関係の深い菅原道真だ。

神仏習合の中で、シヴァ神や牛頭天王といった牛っぽい神様が菅原道真と同一視されたという。結果、道真は「天満大自在天天神」と呼ばれ、魔王扱いされることに。


北野神社


境内には、撫でると願いが叶うという「撫で岩(牛石)」があった。


北野神社・撫で岩


牛の形をした岩だというが、どこら辺が牛なのか、誰にも分からなかった(笑)「どこが牛の口なんでしょうね?」そんなことを言いながら、皆で岩を撫で回した。


狛犬さんたちも、牛に負けず劣らず立派なお姿だ。右側は、乳に吸い付く子犬まで精巧に作られている。

北野神社


境内の太田神社には黒闇天女(くらやみてんにょ)が祀られていた。この神は、閻魔の妃や吉祥天の妹等とされながらも貧乏神である。そんな太田神社だが、江戸時代のある出来事をきっかけに、貧乏神を追い払い福の神を招き入れる、として庶民の信仰を集めるようになったという(詳細は北野神社の公式HP参照→「太田神社の御由緒」)


妖怪さんぽ一行は、文京区の中心――東京ドームシティ――へと足を延ばした。この日、街中には、セーラー服等を着たコスプレイヤーが多かった。一行は、そんな妖怪っぽいコスプレイヤー達を眺めながら東京ドームシティの前を横切り、次なる妖怪スポットを目指すのだった。(続く)

[ 2014年07月06日 07:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(0)

妖怪さんぽ文京区編参加報告レポート(1)~しばられ地蔵・滝沢馬琴の墓・蛙坂・切支丹屋敷跡

6月28日、雨の土曜日。茗荷谷駅前の本屋で傘をパクられ、僕の気分はブルーだった。


――僕の大切なビニール傘をパクった奴は、肥溜めに落ちてウ●コまみれになって●ねっ!!


僕は、顔も分からぬ犯罪者に憤りつつ、改札前に突っ立っていた。そこへスタジオマメズ の白河剣太狼さんとchami(ちゃみ)さんがいらっしゃった。そう、この日は、妖怪さんぽ文京区編の日だ!


妖怪さんぽ文京区編はとても楽しい。個性豊かな妖怪達が勢揃いしているからだ。スタジオマメズのお二人と再会し、イライラモードから妖怪さんぽモードへ、ようやく僕の心は切り替わった(笑)


今回の妖怪さんぽの参加者は、前回の新宿ツアーのメンバー――主催者のぬらりひょん打田 さん、九十九屋さんた 師匠、白河剣太狼さん&chamiさん、わたさん、僕――に加えて、キャーノ さん、わたさんのお友達3人だった。妖怪さんぽ一行は、早速最初の珍スポットへと向かった。


茗荷谷駅そばの林泉寺――階段を昇るとそこには……


林泉寺


な、何と!?ミノムシのような妖怪がいる!!


林泉寺・しばられ地蔵


林泉寺・しばられ地蔵


このミノムシっぽいのは、妖怪ではなく、「しばられ地蔵尊」というお地蔵様だ。願いをかけるときはこのお地蔵様を縄で縛るとご利益があるそうだ。そして、願いが叶ったら縄をほどくのだそうだが……


打田さん「このお地蔵さん、願い事叶える気無いだろ?縄がほどかれた痕跡が無いし」


確かにおっしゃる通り!しばられ地蔵は、あえて願い事を叶えず、ひたすら縛られることを悦んでいるのかもしれない。この日お会いしたドM地蔵のお一人目だ。


続いて訪れたのが深光寺だ。ここには、『南総里見八犬伝』等で有名な読本作者・滝沢馬琴の墓がある。


深光寺・滝沢馬琴の墓


「滝沢馬琴の墓には、コスプレした女子大生がよくお参りに来るんですよ」と打田さんが言うと、「女子大生がいるなら、一人で来たかった……」と剣太狼さんが呟くシーンも(笑)この日は雨だったため、残念ながら女子大生はいなかった。


昨年の妖怪さんぽ でも滝沢馬琴の墓を訪れたが、そのときに撮った墓の写真は下半分が真っ青だった。「あれは滝沢馬琴の呪いだったのかなぁ?」と僕が言うと、「滝沢馬琴は呪わないでしょ?むしろ写真を撮られて喜ぶんじゃない?」と打田さん。きっとそうだよね、うん!というわけで、また写真を撮らせてもらった。


妖怪さんぽ一行は閑静な住宅街へと入って行った。坂の続く道を歩いていくと、「蛙坂(復坂)」の看板があった。


蛙坂


蛙坂


蛙坂には、昔、蛙の合戦があったという伝承が残っている。しかし、蛙達の住んでいた池は埋め立てられ、今では住宅街となっている。ただ看板が残るのみだ。


蛙坂から南へ歩いて行くと切支丹屋敷跡へ続いている。


切支丹屋敷跡


切支丹屋敷は、江戸幕府がキリシタンを収容する目的で建てられた。幕府は、この屋敷にキリシタンを監禁し、時に拷問を加えて棄教させた。多くのキリシタンは殉教したといい、それにまつわる怪談も実しやかに囁かれている。「八兵衛石」の話である。キリスト教に入信した八兵衛は生き埋めにされ、その上に建てられた石が「八兵衛石」だ。八兵衛石に向かって「八兵衛さん悲しかろう」言うと返事をしたという。しかし、現在では、どれが八兵衛石なのかは不明だ(八兵衛石については、こちらを参照→心霊スポット朱い塚


妖怪さんぽ一行が切支丹屋敷跡前でガヤガヤしていたところ、建物の中からご婦人が出て来られた。彼女は切支丹屋敷跡について解説してくださり、「切支丹屋敷跡碑文」という資料もくださった。

資料には「八兵衛の夜泣石」という言葉もあった。八兵衛石は実在していたのだ!しかし、打田さんが石碑の方に向かって「八兵衛さん!」と呼びかけてみるも、返事は全く無し。八兵衛は成仏してしまったのか?


妖怪さんぽ一行はご婦人とお別れし、遅れてきたキャーノさんと合流して、次の妖怪スポットへと向かったのだった。(続く)

[ 2014年07月05日 07:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(0)
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みみずく先生@妖怪博士見習い


管理人:みみずく先生@妖怪博士見習い

都内で家庭教師業を営むみみずく先生です。日ごろ、生徒さんや保護者様とお話ししながら、密かに妖怪文化の普及に努めています(笑)

現在、家庭教師業の傍ら、在宅ライターとしてのお仕事もしています。数社から継続して依頼を受けています。ライターとしての更なるスキル向上を目指し、不定期でこちらのブログも更新しています。

妖怪関係の記事や趣味の記事がメインですが、好きな人やお店等も紹介していくつもりです。エログロ・オカルト・アングラ・サブカル等、ちょっと過激な記事も紛れると思いますが、苦手な方はそういう記事を読み飛ばしてください。

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