みみずく先生の妖怪博士見習い日記 TOP  >  2014年05月

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妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート・番外編~専福寺・月岡芳年の墓

【前々回の記事】

妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート(1)~四谷見附 わかば・於岩稲荷・小泉八雲旧居跡

【前回の記事】

妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート(2)~正受院・太宗寺・鬼王神社・小泉八雲記念公園


ぬらりひょん打田さんから配布された資料には、妖怪スポットがもう一か所紹介されている。コースから大きく外れるため、妖怪さんぽ新宿ツアーでは足を運ばなかった場所だ。それは専福寺 だ。専福寺には、新宿区指定史跡の月岡芳年の墓がある。


月岡芳年は、幕末から明治前期にかけて活動した浮世絵師だ。十二歳で歌川国芳の門に入り、三年後には「一魁斎芳年」と名乗り処女作『文治元年平家一門海中落入図』を発表したとされる。

歌川国芳といえば、妖怪業界では大変有名な浮世絵師で、水木しげる大先生の「がしゃどくろ」のもととなった『相馬の古内裏』等を残している。その妖怪絵師に師事した芳年は、やはり妖怪とも縁の深い生涯を過ごしたのだ。

芳年は、血みどろの無残絵で有名だが、それ以外にも多彩な作品を制作した。その中には妖怪画も含まれている。有名なのは『奥州安達がはらひとつ家の図』であろう。鬼婆が妊婦を殺そうとしているシーンを描いた絵だが、明治政府から「風紀を乱す」という理由で発禁処分にされたいわくつきの作品だ。


奥州安達がはらひとつ家の図


※『奥州安達がはらひとつ家の図』――画像はwikipedia からお借りした。


学生時代から妖怪好き・浮世絵好きだった僕は、国書刊行会の『芳年妖怪百景』を購入し、何度も何度も眺めたものだ。


芳年妖怪百景
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――月岡芳年の墓にお参りに行こう!


そう思い立った僕は、一人で再び新宿に足を踏み入れた(実際は、新宿駅西口方面に用があったので、そのついでに寄ろうと思っただけ……)

鬼王神社前交差点を東に向かって歩き続けること約10分――抜弁天交差点を南東に入ったところに専福寺の入り口がある。


専福寺


親鸞聖人の前を失礼して、僕は墓所へ入った。


親鸞聖人


墓石がずらっと並ぶ敷地内を、僕は、月岡芳年の墓を探しながら奥へと入っていった。すると、立て看板のあるお墓が視界に入ってきた。


月岡芳年の墓


月岡芳年の墓だ!


月岡芳年の墓

月岡芳年の墓


妖怪絵や無残絵で一世を風靡した浮世絵師が、ここに眠っているのだ。僕は月岡芳年の墓の前で手を合わせ、「これからも僕を見守ってください」とお祈りしてきた。芳年も、見ず知らずのオッサンに願掛けされて、さぞ困ったことだろう(笑)


こうして僕は、妖怪さんぽ新宿ツアーの全スポットを制覇した。皆でワイワイ巡る妖怪さんぽも楽しいが、地図を片手に一人で歩く妖怪さんぽもそれはそれで趣深い(というボッチの強がり!)

新宿には他にもまだまだ妖怪や幽霊に関係するスポットがあるらしい。そうした場所にもいつか足を運んでみたいなぁ、と思った暑い一日だった。(了)

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[ 2014年05月30日 07:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(2)

妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート(2)~正受院・太宗寺・鬼王神社・小泉八雲記念公園

【前回の記事】

妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート(1)~四谷見附 わかば・於岩稲荷・小泉八雲旧居跡


新宿御苑近辺まで歩いてきた妖怪さんぽ一行。次の目的地にはどんな妖怪がいるのか?


まずは正受院 から。ここには奪衣婆(だつえば)がいらっしゃる。


正受院・奪衣婆


奪衣婆とは、三途の川で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼だ。江戸時代末期の民間信仰では、疫病除けや咳止めに霊験があるとされた。正受院の奪衣婆は、咳が治ったお礼に奉納された綿が像に被せられたことから、「綿のおばあさん」と呼ばれていた。


皆が奪衣婆を鑑賞している脇で、僕とわたさんは別のものを見ていた。僕達が見ていたのは香炉の中だった。


正受院・香炉


僕「あのお線香、蚊取り線香みたいですね」

わたさん「あの形だと長持ちするそうですよ」

僕「ところで、数珠が入っているのはどうしてなんでしょうね?」

わたさん「最近、壊れた数珠をお寺に捨てる人がいるというので、ネット上でも問題になっているようですよ」

僕「そうなんですか……」


次は太宗寺 ――こちらには、5.5mの巨大な閻魔大王様が鎮座されている。


太宗寺・閻魔大王


閻魔堂の扉にあるボタンを押すと明かりが灯り、奥の閻魔様を見ることができる。 子どもを食べてしまった等の伝説を持つ閻魔様。そのお姿は実に恐ろしい!

しかし、本当に恐ろしいのは、閻魔様の右手側にいらっしゃる2.4mの奪衣婆だ。あまりの恐ろしさから金縛りにあってしまい、写真を撮ることができなかった(というのは嘘で、角度的に写真を撮れなかっただけ(笑))


閻魔様や奪衣婆以外にも見どころが多い。


太宗寺・切支丹灯篭


こちらは切支丹灯篭――脚部にはマリア観音が彫られている。


太宗寺・塩かけ地蔵尊


こちらの衝撃的なお姿のお地蔵さまは、「東京ドM地蔵」の一人に数えられる(?)塩かけ地蔵尊だ。塩をぶっかけられ過ぎて真っ白になっている。こんなお姿になってまで人々の願いを聞き届けるお地蔵さまはエロイ!ではなくエライ!(笑)


次の妖怪スポットまでテクテク歩く妖怪さんぽ一行。道すがら、花園神社 境内に屋台が並んでいるのを見て、皆でフラフラッと足を踏み入れた。途中で寄り道できるのも妖怪さんぽの魅力だ。


花園神社


お好み焼きや焼き鳥の美味しそうな匂いに鼻をひくつかせ、食欲を刺激されながら人混みの中を歩く。chamiさんと僕は「見世物小屋がないかなぁ?」とキョロキョロしていたが、結局、見世物小屋は出ていなかった。残念!


花園神社を出た一行は、昼間の歌舞伎町のホテル街を歩いていった。


打田さん「このホテル、会議室を借りるより安いなぁ。打ち合わせで使おうかな?」

僕「でも、男二人で入ったらどうなんですかね?」

打田さん「ホテルの人に、そういう関係だと思われるな(笑)」


しばらく歩いて辿り着いたのは、お馴染みの鬼王神社 ――ここは平将門関連スポットでもあり、妖怪さんぽ平将門編 でも訪れた場所だ。


鬼王神社


さて、鬼王神社に祀られている妖怪は「鬼の手水鉢」だ。大きな鉢を頭で支えている鬼がキュート!


鬼王神社・鬼の手水鉢


「鬼の手水鉢」には、次の伝承がある。毎晩この水鉢から水を浴びるような音がするため、持ち主が切りつけた。すると、音は止んだが、病気や災難に見舞われた。持ち主は祟りを恐れて、鉢と刀を神社に奉納した。鉢には、今でも刀傷が残っているそうだ(よく分からないが)

また、奉納された刀は盗まれてしまった、という豆知識をさんた師匠が解説してくださった。


鬼王神社から少し歩いたところに小泉八雲スポットがある。


新宿区立大久保小学校脇には「小泉八雲終焉の地」がある。


小泉八雲終焉の地


記念碑には、小泉八雲の最期の言葉が刻まれている。


「ああ、病気のため……」


小学生達は、登下校の度に、八雲の悲愴感漂う言葉を目にするのだ。それってどうなのよ?(笑)


路地を入っていくと、そこには小泉八雲記念公園がある。


小泉八雲記念公園


八雲がギリシャ出身なので、公園内にもギリシャ風の柱が並んでいる。異国情緒溢れる公園内を、オレンジ色の帽子を被った子ども達が遊んでいた(この帽子は一体何?)


小泉八雲記念公園・小泉八雲像


公園内には小泉八雲の銅像がある。八雲は片目を失明していたため、正面から写真を撮られることを嫌ったという。そのため、正面から八雲を撮った写真が一般的には流通していない。しかし、この銅像では、八雲の顔を正面から見ることができる。とても貴重だ。

小泉八雲記念公園


そして、公園内最大のパワースポット(?)が上の写真だ。みみずく(?)の石像が魔方陣のように並んでいる。その光景は、何かの儀式に使われる祭壇のようだ(笑)

このモニュメントは、大久保小学校の児童達が2004年11月に制作したものだ。大久保を愛する小学生の気持ちが表されている。


打田さんは、小泉八雲記念公園で猫又の写真を撮ったという。本物の妖怪とも出会える公園は不思議な魅力に溢れていた。


以上で妖怪さんぽ新宿編の全行程を歩き終えた。お疲れ様でした!


妖怪さんぽ一行は新宿の中心部へ戻り、そこで白河剣太狼さん&chamiさんとお別れした。

残ったメンバーで中華料理屋に入って、ビール片手に1時間ほど談笑した。妖怪さんぽには、様々なご職業の方が参加される。彼ら・彼女らの話をお聞きすると、自分の知っている世界とは異なる世界が垣間見えて、とても参考になる。今回も、そんな有意義で楽しい時間を過ごさせてもらった。


これにて、妖怪さんぽ新宿編は終了!


妖怪さんぽは、来月も開催予定です。ご興味のある方は、ぬらりひょん打田さんのブログやツイッターをこまめにチェックしてください!


ぬら~り打田の妖怪さんぽ!!


小泉八雲記念公園


P.S.

僕は、その後に控えていた合コンに遅刻し、置いてけぼりを食らったわけだが、それは内緒の話(笑)

[ 2014年05月29日 12:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(2)

妖怪さんぽ新宿ツアー参加報告レポート(1)~四谷見附 わかば・於岩稲荷・小泉八雲旧居跡

5月24日、ぬらりひょん打田 さん主催の妖怪さんぽ新宿ツアーに参加してきた。


新宿ツアーに参加するのは2回目。前回は、昨年の4月末に開催された。そこで初めて打田さんと出会ったのだ(前回の記事は、こちらを参照→「開運妖怪さんぽ」四ツ谷、新宿ツアー参加報告レポート

打田さんのお人柄や行動力に憧れた僕は、その後、様々なイベントへ足を運んだ。おかげで人脈も広がり、三十路直前にようやく人生の楽しみを発見した。妖怪さんぽ新宿ツアーには、まさに開運の効果があったのだ!、


さて、今回の参加者は6名――打田さん、九十九屋さんた 師匠、スタジオマメズ の白河剣太狼さんとchami(ちゃみ)さん、わたさん、そして僕――今回も楽しい妖怪さんぽになりそうだ。


この日は貉や狐に化かされてコースを逆流することも無く、無事に最初の目的地へ到着した。といっても、そこは妖怪関連スポットではなく、美味しい鯛焼き屋さんだ。


たいやき わかば



たいやき わかば


わかばさんは、都内の「鯛焼き御三家」に数えられる老舗たいやき専門店だ。去年の春もここで鯛焼きを食べ、「鯛焼きってこんなに美味しいの!?」という感動を、ぎっしり詰まったあんこと一緒に味わった。


たいやき わかば


今回も熱々の鯛焼きを皆で購入した。それを頬張りながら、妖怪さんぽ一行は最初の妖怪スポットへと向かった。


住宅街を入っていくと、そこにあるのは――


於岩稲荷 陽運寺


於岩稲荷 陽運寺


縁結び・縁切りにご利益があるという陽運寺では、『東海道四谷怪談』に登場するお岩様をお祀りしている。境内には、お岩様ゆかりの井戸もあるのだ。


陽運寺・心願成院の石


陽運寺で楽しいのは、やはり「心願成院の石」だ。「叶玉」と呼ばれる玉を水の中に投げ入れて願掛けする。


3個の叶玉のうち、何個が水の中に入るかな?


僕もチャレンジしたところ、3個中2個を無事投げ入れることができた。今年は良いことがありそうだ(笑)


僕「打田さんのような立派な人になれますように!」
打田さん「そんなの入んねえよ(笑)」
僕「あっ、入った!」
打田さん「…………」


ちなみに、陽運寺のお狐様は独特で、雌雄がはっきり分かれている。さすが縁結びのお寺だ。


20140527_13


※右が雄で左が雌。その違いをしっかり観察しよう!(笑)


陽運寺の向かい側には、もう一つ於岩稲荷がある。


於岩稲荷 田宮神社


於岩稲荷 田宮神社


田宮神社は、かつて江戸幕府の御家人田宮家の屋敷社だった。その後、田宮於岩にあやかって於岩を合祀し於岩稲荷と称されるようになったそうだ。『東海道四谷怪談』の出演者が多く参拝する神社としても有名である。


田宮神社・ミニお札


田宮神社では、様々な「お言葉」が書かれたミニお札――打田さん曰く「トレーディングカード」(笑)――をもらえる。全種類の「お言葉」を集めたとき、その人には幸運が訪れることだろう。ちなみに、今回僕がいただいたお札には、「からだ健かに こころ康かに」と書かれていた。


於岩稲荷から次の妖怪スポットまでは少し距離がある。晴天の下、新宿の街中を歩く妖怪さんぽ一行。歩きながら参加者同士で交流するのも妖怪さんぽの魅力だ。


chamiさん「私、人見知りで友達が少ないんですよ」

僕「僕も人見知りで友達が少ないです。同じですね!」


僕「ディズニーランドって、カップルとかで行くもんなんじゃないんですか?」

わたさん「ディズニーランドは一人で行っても楽しめますよ」


なかなか会話が盛り上がっている(笑)


ワイワイ言いながら歩いていくと、次のスポットが見えてきた。そこは女子校(成女学園)だった。


小泉八雲旧居跡


女子校の敷地内にひっそりと佇む石碑――ここは小泉八雲旧居跡だ。

「ラフカディオ・ハーン」の名でも知られる小泉八雲は、『怪談』の作者として有名である。


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耳なし芳一や雪女、のっぺらぼう、首が飛ぶろくろ首等、僕達がイメージする妖怪のいくつかは『怪談』に由来する。小泉八雲は、妖怪と切っても切れない関係にあるのだ。そんな彼は、年下の女の子が好きだった。そのため、死後も女子校の一画で女学生を見守っている(笑)


僕「女子校の方も写真撮って良いんですかね?」

打田さん「通報されるよ(笑)」


小泉八雲旧居跡を後にした妖怪さんぽ一行は、次の妖怪スポットを目指して、新宿の中心街へと足を踏み入れるのだった。(続く)

[ 2014年05月27日 13:00 ] カテゴリ:妖怪さんぽ | TB(0) | CM(2)
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管理人:みみずく先生@妖怪博士見習い

都内で家庭教師業を営むみみずく先生です。日ごろ、生徒さんや保護者様とお話ししながら、密かに妖怪文化の普及に努めています(笑)

現在、家庭教師業の傍ら、在宅ライターとしてのお仕事もしています。数社から継続して依頼を受けています。ライターとしての更なるスキル向上を目指し、不定期でこちらのブログも更新しています。

妖怪関係の記事や趣味の記事がメインですが、好きな人やお店等も紹介していくつもりです。エログロ・オカルト・アングラ・サブカル等、ちょっと過激な記事も紛れると思いますが、苦手な方はそういう記事を読み飛ばしてください。

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