みみずく先生の妖怪博士見習い日記 TOP  >  2014年08月

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幻獣神話展 寓意夢想の召喚@渋谷bunkamuraギャラリー~ファンタジー世界に登場する空想上の生き物たちが集う幻想的な展覧会~

渋谷のbunkamuraギャラリーにて、とても気になる展覧会が開催されていた。

幻獣神話展 寓意夢想の召喚

神話の中で描かれる空想上の生き物である「幻獣」をテーマにした展覧会――モンスターや妖怪が大好きな僕は、ずっと前から足を運びたくてうずうずしていた。会期最終日、その願いは叶ったのだ。

幻獣神話展 寓意夢想の召喚@渋谷bunkamuraギャラリー~ファンタジー世界に登場する空想上の生き物たちが集う幻想的な展覧会~

会場入りする前に、前田ヒロユキ氏の『天龍四部衆』に息を呑んだ。仏法の守護者である龍や夜叉等をSF風に描いた屏風だ。前田氏の想像力が、伝統的な仏教イメージを現代風に・華麗にアレンジしたのだ。

幻獣神話展 寓意夢想の召喚@渋谷bunkamuraギャラリー~ファンタジー世界に登場する空想上の生き物たちが集う幻想的な展覧会~

会場内には、各作家さんの力作がズラッと並ぶ。入り口を入って直ぐのところには、開田裕治先生の『火竜ヒルデガルド』と『天空の支配者』――前者は、DMやポスター、図録の表紙にもなっている。開田先生の描くドラゴンは、既存のドラゴンとは異なるオリジナリティに溢れている。いつも細部に見入ってしまう。

奥には、大好きな漫画家の作品も展示されていた。高橋葉介先生、丸尾末広先生、諸星大二郎先生、伊藤潤二先生……先生方の作品を見られただけでも、足を運んだ甲斐があったというものだ。夢幻魔実也が森と同化して姿を現し、少女に微笑みかけている『交渉中』。半人半蛇の美女がゴミ置き場に横たわり、人間の顔をした鼠を食らう『蛇』。僕の大好きな世界がそこにはあった。

初めての出会いも沢山あった。藤ちょこさんの『無貌の神』は、様々なモチーフを巧みに融合させた世界が美しい色彩で描かれていた。西川伸司さんの『クトゥルフファイト延長戦』では、クトゥルフ神話の邪神達がコミカルな姿で描かれており、思わずクスッとするイラストだ。アオガチョウさんの『Bitchload』では、女の屍の山を蹂躙する一角獣の傲慢さが、フェティッシュな官能を絡めながらセピア色で描かれている。雛菜雛子さんの『人蛸姫』からは、少女と蛸の融合という人外娘特有のエロスが漂っていた。添田一平さんの『当世武者絵鵺退治図』は、浮世絵のワンシーンを現代風に・リアルに描き直した作品だ。

立体作品も多く、それらの造形を丹念に鑑賞させてもらった。マンタムさんの『Priscilla』や太田翔さんの『Master of the Corner』とは、何度目かの再会となる。異形の者達が現実世界に侵入してくる怖さと悦びの両方を味わえる。清水イズさんの『卵歯、殻にあたる音』は、幼獣が卵の殻を突き破って顔を出した瞬間を再現している。山脇隆さんの『Fairly Labo』は、箱の中で森の妖精たちが楽しそうだ。臍部をじっくり見ようと覗き込むと、時が経つのも忘れて見入ってしまう楽しさがあった。木下雅雄さんの『Ganesha』は、ヒンドゥー教の神ガネーシャの像だが、筋肉が剥き出しになっているため、かなり衝撃的な作品に仕上がっている。神様の肉体美?(笑)

表現の対象が多様なだけでなく、表現の方法も多様である。どのアーティストさんの作品にも個性があり、同じモチーフを描いていてもガラッと印象が違っている。僕は、一つ一つの作品をじっくり鑑賞し、感嘆しながら、ありったけの想像力でファンタジー世界へ旅立った。そこには、時に恐ろしく、時にコミカルで、時に妖艶な幻獣達との刺激的な出会いがあった。

会場では「幻獣神話展」の図録も販売されていた。アーティストさんのサイン入りを購入できたのは幸いだった。この図録を眺める度、何度でもファンタジーの世界へ旅立つことができる。今も記事を書きながら図録を見ているが、ついつい惹き込まれて抜け出せなくなってしまう(笑)

魅力的な幻獣達と出会える「幻獣神話展」――空想上の生き物を愛好する者にとっては「楽園」のような展覧会だった。(了)
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[ 2014年08月31日 12:00 ] カテゴリ:その他のイベント | TB(-) | CM(0)

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街~全国各地から妖怪クリエイターが集う怪しげな夜市~

8月23日の夜、深川資料館通り商店街の歩行者天国は賑わっていた。この日は深川お化け縁日の日だった。全国各地から「お化けモノ」が集い、怪しげな夜市が街中の一画に出現したのだ。

僕が深川お化け縁日に訪れるのは今年で2回目。昨年は連れと一緒だったが、今年は一人でフラッと遊びに来たのだ。
出店者さんの中には、顔馴染みクリエイターさんも多かった。僕は、あいさつ回りをしながら、ぶらぶらとブースを見て歩いた。

まずは百犬庵さんのブースにて。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

こちらでは、戌一先生とふくしひとみ先生のお二人が絵本と関連商品を販売されていた。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

僕は、『かぼちゃん と ほくろう』&『こおに と コーニー』を「読みたい」と思いながら、何故か手許に無い状態が続いていた。今回、丁度良い機会だったので2冊とも購入した。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

いつも笑顔がステキなふくしひとみ先生――彼女の描く絵は、ご本人に負けず劣らず可愛らしい。そんなふくしひとみ先生の絵本を眺めていると、つい頬が緩んでしまうのだ。

戌一先生ともいろいろとお話しさせていただいた。百犬庵さんの今後のご活躍がとても楽しみだ。

次は、日向庵さん。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

僕が訪れた時間帯には、妖怪耳かきのほとんどが売り切れ状態になっていたという盛況ぶり!

僕も、かっぱ巻き(お寿司に妖怪河童が巻かれている!)の耳かきを購入した。日向庵さんの耳かきが部屋に増殖していく恐怖!(笑)この際だから妖怪耳かきをコンプリートしてしまおうか、と僕は目論んでいる。

日向庵さん曰く、「妖怪耳かきの売れ行きがイベントごとに違う」のだとか。深川お化け縁日ではぬっぺっぽうが売り切れ、日向庵さんご自身が驚かれていた。まあ、ぬっぺちゃんは可愛いからねぇ……

夏コミで新刊を購入させていただいた怪作戦さん――今回も愛知から遠路はるばるいらっしゃったのだ。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

「非常に馬鹿馬鹿しい」というふれこみの『妖怪写真集』を購入した。中身を覗いてみると――確かに馬鹿馬鹿しい!思わず声を出して笑ってしまった。

そして、東雲騎人さんのブースへ。コミケで買いそびれた『『妖怪百物語』&『妖怪絵馬』を購入した。石丸まく人さんも売り子をされていた。相変わらず怖い『埼玉妖怪図鑑』を見せていただき、背筋に冷たいものが走った(笑)

蒸し暑い中歩いていると喉が渇く。アルコールが欲しいなぁ……というわけで立ち飲み屋「化け気分」さんに立ち寄った。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

ただ残念なことに、妖怪酒は悉く売り切れ。

売り子さん「焼酎『ぬらりひょん』の水割りなら出せますが……」
僕「『ぬらりひょん』を飲むために、ここに来たんです!お願いしますっ!!」

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

水割りにしてもらった『ぬらりひょん』――とても飲み口がよく、ついグイッといってしまう。さすが総大将のお酒は格別だ!

さて、路地の奥の方では、最高に怪しいオーラを放ちまくっている空間が……。氷厘亭氷泉さん&式水下流さん&三芳庵さんの見世物小屋だ。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

今回の見世物は、「狐狸件(こりくだん)のミイラ」「鬼の胃ぶくろ」「べな」の3種類。

氷泉さん「深川お化け縁日でしか見られない『べな』!『べな』ですよ!!」

今年も活きの良い「べな」を見られて感謝感謝!「鬼の胃ぶくろ」はしっかりと触らせてもらった。

昨年子どもを泣かせていた見越し入道は、何と、バラバラにされてお土産品になっていた!そんなシュールな見越し入道の欠片を僕もいただいてきた。家宝にしよう(笑)

見世物小屋の前は九十九屋さんた師匠のブース。妖怪トートバッグや妖怪グッズが販売されていた。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

最後にしげおか秀満先生の「妖重屋」へ立ち寄った。

深川お化け縁日@深川資料館通り商店街

今回も妖怪似顔絵でお忙しかったしげおか先生――全ての似顔絵を描き終えてホッとされている。今回は予約票を配るほどの大人気だったそうだ。プロの漫画家に似顔絵を描いていただけるのは貴重な機会だ。僕も、近いうちに妖怪似顔絵をお願いしたい、と思っている。

今年の深川お化け縁日にも、あの大物小説家さんがいらっしゃっていた。焼き鳥を頬張りながら寛ぐ、和装に黒革手袋の方――京極夏彦先生だ。焼き鳥を食べ終わった京極先生は、各ブースで妖怪グッズを品定めなさっていた。あまりジロジロ見るのは失礼だと思いつつも、どうしても京極先生が僕の視界に入ってきてしまうのだ(笑)

記事内で紹介した以外にも、魅力的な出店者さんが沢山いらっしゃった。ぶらぶら散策するだけでも楽しい深川お化け縁日――妖怪好きにはたまらないイベントだった。(了)
[ 2014年08月30日 07:00 ] カテゴリ:妖怪イベント | TB(-) | CM(0)

妖怪百声物語~第五夜~@中野Vスタジオ~新人声優を中心とした朗読劇で妖怪の世界を堪能する!

8月23日、『妖怪百声物語~第五夜~』の昼公演へ足を運んだ。

『妖怪百声物語』は、「妖怪」をテーマにした朗読劇だ。新人声優さんが中心となって妖怪の世界を演出する新感覚のエンターテイメントである。主催はぬらりひょん打田さん。

妖怪百声物語~第五夜~

会場の中野Vスタジオは、開演10分前で既に観客でいっぱいだった。チケットが予約で完売しただけのことはある。

妖怪百声物語~第五夜~@中野Vスタジオ~新人声優の熱演で妖怪の世界を堪能できる朗読劇~

さて、今回のプログラムは次の通り。

1.袖引小僧
2.狂恋蛇女優
3.燃えろ! いい女妖怪
4.市村座奈落燈(いちむらざならくのともしび)
5.鬼童丸奇譚

5作品で約60分。最後にぬらりひょん打田さんによる妖怪解説コーナーが加わり、全体として約90分の上演だ。

『妖怪百声物語』は、怪談ショーとは異なり、怖いだけの朗読劇ではない。古典的名作から現代小説までを題材に、様々な妖怪が登場する。背筋の寒くなるような話から、思わずクスッと笑ってしまう話まで、バラエティーに富んだ楽しさがある。今回も、ぬらりひょん打田さんを始めとした役者さん達の語りに、僕はじっと耳を傾けてきた。

「袖引小僧」は、男と女の関係を描いた恋愛話だ。妖怪の袖引小僧が男女の間に入ってイタズラ(?)をするのだ。袖引小僧は袖を引くだけではない!?

「狂恋蛇女優」は、「蛇女優」として名を馳せた毛利郁子の物語だ。男女のもつれが悲劇を生むとき、人間を狂気に陥れる妖怪が姿を現す。背筋に冷たいものが走るホラーテイストの作品だった。

「燃えろ! いい女妖怪」では、「狂恋蛇女優」の重苦しい雰囲気から一転して、ユーモラスなドタバタコメディを見せてくれた。一つ目小僧にふられた二口女が、最強の「いい女妖怪」をめざして奮闘する。その姿が可愛らしくて面白いのだ。観客席から、何度もクスクス笑いが起こった。

「市村座奈落燈」では、死神に魅入られた役者・瀬川半蔵の数奇な運命を描く。奈落の底で半蔵が見たものは、彼の人生を大きく変えていくのだった。夢を追い求める者ならゾッとする話だ。

「鬼童丸奇譚」は、妖怪を憎む有希也と彼に仕えることになった妖怪・鬼猿、有希也に思いを寄せる凪子とが織りなす物語だ。手に汗握る展開に何度もハラハラさせられた。最後のどんでん返しには「おお~」と唸ってしまった(笑)

どの話にも個性的な妖怪が登場し、そうした妖怪達を役者さんが生き生きとした語りで表現する朗読劇だった。今回は照明や音響も充実していて、視覚的・聴覚的な効果と相俟って、とても迫力のある演出となっていた。朗読の世界と僕の想像力とが一致したとき、僕の魂は妖怪達のひしめく異世界へと旅立ったのだ。とても心地よい体験だった。

ただ一つだけ残念に思ったこと――それは、「もっと朗読を聴きたいのに!」というところで終わってしまうことだ。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。観客としての僕は、この楽しい時間がもっと長く続けば良いのに、と思ってしまう。そんなふうに思うのは贅沢というものか?(笑)

回を重ねるごとに進化する『妖怪百声物語』――今後の飛躍がとても楽しみだ。(了)
[ 2014年08月27日 07:00 ] カテゴリ:妖怪イベント | TB(-) | CM(2)
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みみずく先生@妖怪博士見習い


管理人:みみずく先生@妖怪博士見習い

都内で家庭教師業を営むみみずく先生です。日ごろ、生徒さんや保護者様とお話ししながら、密かに妖怪文化の普及に努めています(笑)

現在、家庭教師業の傍ら、在宅ライターとしてのお仕事もしています。数社から継続して依頼を受けています。ライターとしての更なるスキル向上を目指し、不定期でこちらのブログも更新しています。

妖怪関係の記事や趣味の記事がメインですが、好きな人やお店等も紹介していくつもりです。エログロ・オカルト・アングラ・サブカル等、ちょっと過激な記事も紛れると思いますが、苦手な方はそういう記事を読み飛ばしてください。

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