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「大島てる」がやって来る!!事故物件ナイト!!!@新宿ロフトプラスワン

アングラのメッカ「新宿ロフトプラスワン 」――11月10日、僕はそこに初めて足を踏み入れた。そして、一瞬息を呑んだ。地下2階の薄暗い会場は人がぎっしり!日曜の夜なのに、歌舞伎町地下の一画が密かに熱い!!

この夜、新宿ロフトプラスワンでは一大イベントが開催された。チケットが約1週間で完売したという伝説のイベントとは……


「大島てる」がやって来る!!事故物件ナイト!!!


大島てる 」は、周知の通り、日本で唯一の事故物件(心理的瑕疵物件)公示サイトである。引越しの際、利用された方も多いだろう。そのサイト管理人が今回のイベントに登場するのだ。会場内には、TBSとMONDO TVも駆けつけていた。観客は、心の底から事故物件を愛する皆さんばかり……なのかな?

イベントの開演時間は19時。開演30分前で既に満席状態。壇上を観やすい席が一つだけ空いていたので、僕はその席に腰を下ろした。ドリンクを注文すべくメニューを見ると、「特別メニュー」の文字が……。「自殺」「殺人」「放火」という3種類のカクテルに、血まみれを意識した「事故物件ポテト」とゴミ屋敷を意識した「事故物件パスタ」――不謹慎この上ない特別メニューに苦笑しつつ、僕は黒生ビールを注文した(笑)


さて、事故物件ナイトの詳細から。事故物件ナイトは3部構成のトークショーだ。司会は、エンドケイプ(室外機マニア)・星野祐毅(扇風機評論家)・小林タクオ(ロフトプラスワン)の3人。第1部は、大島てる代表・大島学のトーク。第2部は、村田らむ(「ホームレス大博覧会」「ホームレス大百科」著者)によるゴミ屋敷レポートと松原タニシ(松竹芸能)による事故物件滞在報告。第3部は、質疑応答タイム。19時から23時半までの4時間半にわたって、熱いトークが繰り広げられた(以上、敬称略)


第2部を紹介しよう。

まず、村田さんがトークをしながら、ゴミ屋敷の特殊清掃現場や青木ヶ原樹海の自殺死体を映していく。画像はいずれも強烈で、見ていて気分の悪くなるものばかり――尿をため込んだペットボトルの山や真っ黒に汚れた風呂場にはゾッとした。

次に、事故物件に現在住んでいる松原さんが、自身の心霊体験について語った。殺人があったそのマンションの一室では、オーブや布状のもの(一反木綿?)が飛び交う様子がカメラに映っていた。この部屋には、本当に何かあるのかもしれない(松原さんは楽しそうだが)

こんな感じで、第2部は悪趣味路線だった。テレビ局の人達も、「第2部は無かったことになっています」と言うほどだ(笑)もっとも、僕自身は元々こういう展開を望んでいたこともあり、なかなか楽しめた。


一方、第2部に対して、大島学さんはかなり雰囲気が異なっていた。

スーツ姿で現れた大島さんは、終始、実直で真面目な印象を崩さなかった。近代建築が趣味という紳士で、物腰も穏やかである。リスク回避に対する意識が高く、いつどこで運転するか分からないのでお酒を一切飲まない、というレベル(笑)言葉の選択に細心の注意を払っていて、言葉の定義に関しても常に慎重だった。「事故物件」とは、人が死んだ物件のみを指すので、ゴミ屋敷は入れない。ただし、居住者が病院に搬送されてそこで死んだ場合も、その部屋は事故物件扱いにする。では、5階の住人が6階から飛び降りて1階で死んだ場合、そのマンションのどこが事故物件になるのか――こういうことを、大島さんは本気で悩むのだ。


そもそも「大島てる」とは何なのか?「大島てる」は、大島さんのお祖母さんの名前だったそうだ。それを会社名として使っているという。僕は、「大島てる」という人がサイト運営していると思っていたが、そういうわけではない。

ちなみに、大島さんの家系は代々不動産関係の仕事をしてきた。そういう経緯から、大島さんは事故物件に興味を持ったのだ。もっとも、自分が事故物件に住みたくないからその手の情報を収集した、というのが本音らしい。大島さん曰く、「既に誰かが事故物件情報を扱っていたなら、お金を払ってでもその情報を買いたかった」しかし、事故物件情報を扱う人が誰もいなかったので、大島さん自身が「大島てる」を作ったとか。


「大島てる」の方針は客観的な情報の提供である。掲載情報も事故物件の所在地と事実だけ。事件(事故)の内容や死者の履歴などは書かない。写真も、事件(事故)直後のものではなく、ある程度ほとぼりが冷めた後のものを掲載する。火災の痕跡等、見るからに「事故物件」と分かる物件よりも、一見しただけではそうと分からない物件の情報に価値を見出す。業者も把握していない情報を収集できるサイトにしたいという考えだ。


今回の事故物件ナイトは、第2部のインパクトで、「不謹慎な笑いを楽しむイベント」という印象が強くなった。しかし、大島さんは、あくまでも真面目な事業として「大島てる」を紹介する。そこで僕が最も興味を覚えたのは、大島さんの人柄である。起業家としての大島さんの強い意志が、要所要所で垣間見えたのだ。例えば、大島さんは、事故物件を抱えてしまった大家さんに向けてアドバイスをした。曰く、「それ(事故物件)を新たなビジネスにされては如何ですか?」他人のやらないことをやろうという強い意志がその言葉から感じられた。


大島さんは、サイトの信頼性確保にも気を遣っている。そのために知名度が必要と考え、取材やインタビューにも積極的だ。また、無名サイトにいい加減な情報が掲載されていくのは避けたかったので、当初は大島さん一人で事故物件を取材し書き込んでいた。投稿制にしたいという思いはあったが、サイトの信頼性確保を優先したのだ。そして、目標がある程度達成されたことから、「大島てる」は最近投稿制へと移行した。

苦情にも前向きである。事故物件の近隣住民は、自分たちの利益を守るために書き込みの誤りを指摘し、内部関係者しか知らない情報まで提供してくるという。それをもとに修正することでサイトの信頼性は高くなっていく、という仕組みだ。


当然のことながら、「大島てる」の運営にも、リスク回避の傾向が見られる。大島さんは、情報提供者との接触を避けている。情報提供者に関する問い合わせがあっても、大島さん自身が知らなければ「知らない」で済ませられるからだ。


事故物件ナイト全体を通してクールな大島さん。しかし、時々、奥に秘めた熱い思いも見え隠れした。そこには、「大島てる」の根幹となる思想があった。


・事故物件の責任者はあくまでも事故を起こした当事者にある。物件の情報を提供したマスコミ等を非難するのは筋違いだ。

・どこでも人が死んでいるのだから事故物件を気にする必要はない、というのは論理の飛躍に過ぎない。


何よりも、大島さんの事故物件に対する熱意が半端ではない。大島さんは、テレビ局の人から「(番組にするのに)良い事故物件が無いか?」と質問され、すらすらと事故物件の所在地を答えていた。その記憶力に、観客一同、脱帽した。

そして、不謹慎ではあるが、「無理心中は興味深い」という発言も。無理心中は自殺と他殺の両面があるから、大島さんの事故物件魂を熱く揺さぶるようだ。ただ、無理心中の加害者も死ぬと、被告人不在で裁判にならず、情報収集が難しくなる。だから、「加害者には生き残ってほしい」と大島さんは切実な願いを口にした。


大島さんは、事故物件所有者や不動産業者との対立で「滑舌が良くなる」らしい。誰かと闘っている大島さんの姿も観てみたいものだ。

そんな期待も込めて、最後に予告を書いておこう。事故物件ナイト第二弾は、来年の2月9日に開催予定だ。そこには、事故物件を専門に扱う不動産屋さんも呼ぶ予定だという。大島さんと不動産屋さんのバトルは見られるのか?今後も、ロフトプラスワンの情報は要チェックだ!!



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[ 2013年11月12日 01:40 ] カテゴリ:その他のイベント | TB(0) | CM(2)
1. 無題
事故物件ポテトに事故物件パスタ…
うーん、そそられるなぁ

>5階の住人が6階から飛び降りて1階で死んだ場合
た、確かにこれはどこが事故物件になるのだろう!?
飛び降りに関する事故物件てあまり深く考えたことはなかったですね。
下手すれば「どこも事故物件に該当しない」てこともあり得るのでは…!?

なぜ多くの方が大島さんに惹かれるのか。
それは大島さんがあくまで真面目に、真摯に、真っ直ぐに、事故物件というものに取り組んでいるからではないかと感じました。

こうしたイベントも、事故物件というどこかミステリアスでありつつも一歩間違えれば単なる不謹慎と取られてしまうテーマを、
決して茶化すことなく扱う姿勢があってこそ成り立つものなんでしょうね。
[ 2013/11/12 21:06 ] [ 編集 ]
2. Re:無題
>猫将軍さん

猫将軍さん、こちらへもコメントしてくださり、ありがとうございます!!

事故物件ポテトはポテトの上にケチャップが、
事故物件パスタはパスタの上に海苔が散らされています。
それよりも衝撃的だったのは「放火」で、
「ブラッディマリー&タバコ」というカクテルです。
「タバコ」の実態は、ココアシガレットでした……

>5階の住人が6階から飛び降りて1階で死んだ場合

これは、大島さんの定義だと、5階の部屋が事故物件なんでしょうね。
ちなみに、現在、縄文人のお墓も大島てるに載っているらしいです(笑)

事故物件ナイト自体は、全体的に不謹慎でした。
もっとも、僕自身が不謹慎な動機で参戦したので、
イベント自体にはかなり好意的ではあります。

一方、大島さんがとても実直な方で、
イベントとの対比が特に際立っていましたね。
大島さんがどういうビジネスを展開ししているのか、
イベントだけでは把握できなかったこともあり、
そのベールに包まれた部分に惹かれる自分がいました。
事故物件よりも、大島さんご自身の謎に迫りたいです!!
[ 2013/11/12 22:44 ] [ 編集 ]
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都内で家庭教師業を営むみみずく先生です。日ごろ、生徒さんや保護者様とお話ししながら、密かに妖怪文化の普及に努めています(笑)

現在、家庭教師業の傍ら、在宅ライターとしてのお仕事もしています。数社から継続して依頼を受けています。ライターとしての更なるスキル向上を目指し、不定期でこちらのブログも更新しています。

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