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私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

9月26日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日だ。

小泉八雲は、ギリシャ生まれ、アイルランド育ち、アメリカ等で過ごした後来日した新聞記者・紀行文作家である。日本文化に対する造詣も深く、特に『怪談』の著者として有名だ。『怪談』には、雪女やろくろ首、のっぺらぼう(貉)等の話が収録されている。妖怪好きにとってはバイブルのような作品集である。

小泉八雲は、1896年(明治29年)から亡くなるまで新宿区で過ごした。そのため、新宿区のあちこちに彼に関連するスポットが存在する。小泉八雲ファンなら、是非ともそれらを巡っておきたいところだ(小泉八雲スポットについてはこちらを参照→小泉八雲終焉の地&小泉八雲記念公園小泉八雲旧居跡

さて、その小泉八雲をテーマにした展覧会が、新宿区の中心街を少し外れた若松町にて開催されている。

私の小泉八雲怪談展

僕は、小泉八雲の命日にこの展覧会へ足を運んだのだ。

開催場所のギャラリーころころさんは、お寺の多い閑静な土地にある。都営大江戸線牛込柳町駅(または若松河田駅)を出て5分ほど歩くところころさんが見えてくる。

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

ギャラリーオーナーの今夜うんのさんには、日ごろからブログ&ツイッターでお世話になっている。しかし、ころころさんを訪れるのは今回が初めてだ。僕は、初めての場所に足を踏み入れるときのドキドキ感と、「どんな作品が見られるのだろう?」というワクワク感とを抱きながら、ギャラリーの中へ入った。

入って早々僕は吃驚してしまった。藤沢芳子さんの作品『ろくろ首(ランダ)』を初っ端に観たからだ。

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

小泉八雲の描いた「ろくろ首」は、首が胴体から離れて飛び回る飛頭蛮タイプだ。普段は普通の人間の姿をしているが、夜になると首だけの姿で人間に襲い掛かるのだ。

僕は、「小泉八雲のろくろ首=飛頭蛮」というイメージを抱いていた。そのイメージが藤沢さんの作品によって見事に打ち砕かれたのだ。まさか「ろくろ首」にバリ島の魔女ランダを組み合わせるとは――僕は、驚きのあまり『ろくろ首(ランダ)』にじっと見入ってしまった。しかし、よくよく考えれば、バリ島の代表的妖怪であるランダを日本のろくろ首と重ね合わせることは的確である。『ろくろ首(ランダ)』から新たな視点を学ばせてもらった。

僕は、小泉八雲の『怪談』に幼い頃から慣れ親しんできた。だからこそ逆に、『怪談』というと、ありきたりなイメージしか抱けなくなっていた。その既存イメージに「私の小泉八雲怪談展」は風穴を開けてくれたのだ。小泉八雲の世界観が、新鮮な彩りを帯びて、僕の中に再び立ち上がってきた。

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

なかむら・しんいちろうさんの作品と石井佳世子さんの作品には、「小泉八雲」の名前が冠されている。そのタイトルカードが何度も落ちてしまう、とのこと……。

たとえばなかむらさんの作品をじっと見てほしい。吸い込まれていくような感覚に襲われないだろうか?全てが一点に収斂していく絵の構成が鑑賞者に不思議な感覚をもたらす。

――僕の視線が吸い込まれる先には一体何があるのか?

そう考えたとき、ふと「あの世」という言葉が脳裏を過った。精緻に描き込まれた絵は冥界へと通じ、生者の視線を誘う一方で、死者の魂をこの世に呼び戻すのではないだろうか?僕は、ギャラリー内に小泉八雲の気配を感じて辺りを見回した。タイトルカードが何度も落ちることにも納得させられた。同時に、故人をも惹き付ける作品の魅力に、僕はいっそう心奪われたのだった。

私の小泉八雲怪談展@新宿ギャラリーころころ~ラフカディオ・ハーンの命日に Kwaidan の世界へ足を踏み入れる~耳なし芳一、雪女、むじな、ろくろ首等の妖怪に誘われて~

「私の小泉八雲怪談展」では、絵やイラスト、切り絵等、様々な表現に出会える。どの作品からも作家さん独自の小泉八雲観が滲み出ている。これらを鑑賞した後に『怪談』を再読すれば、頭の中に浮かぶ情景がそれまでとは異なってくるはずだ。ギャラリーを出た後まで余韻を残す展覧会である。

来月、僕は小泉八雲縁の地・島根県松江市へ飛ぶ。その前に「私の小泉八雲怪談展」を鑑賞できたのは幸せだった。今回の新鮮な気持ちを胸に、松江市でも小泉八雲の魂と対話してこようと思う。

読者の皆さんには、僕の拙い文章や不鮮明な写真で満足するのではなく、実際にギャラリーころころさんへ足を運んでもらいたい。今夜さんのお話をうかがいながら作品を鑑賞するのも良いだろう。楽しいひとときを過ごしているうちに、きっと『怪談』の世界へ引き込まれるはずだ。(了)
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[ 2014年09月27日 16:00 ] カテゴリ:妖怪イベント | TB(-) | CM(0)
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都内で家庭教師業を営むみみずく先生です。日ごろ、生徒さんや保護者様とお話ししながら、密かに妖怪文化の普及に努めています(笑)

現在、家庭教師業の傍ら、在宅ライターとしてのお仕事もしています。数社から継続して依頼を受けています。ライターとしての更なるスキル向上を目指し、不定期でこちらのブログも更新しています。

妖怪関係の記事や趣味の記事がメインですが、好きな人やお店等も紹介していくつもりです。エログロ・オカルト・アングラ・サブカル等、ちょっと過激な記事も紛れると思いますが、苦手な方はそういう記事を読み飛ばしてください。

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